ピックアップ

数(すう)の課業

ピックアップ2023年07月11日

向原保育園の幼児クラス(3~5歳児)では、「環境認識・数・文学・美術・わらべうた・体操」6つの分野に分かれた課業という活動をしています。
今回は先日行った「数(すう)の課業」について紹介します。

テーマは”同じを見つける”ことでした。
大人がおもちゃのマイクを持って、「発見ショーがはじまりますよ♪」と声を掛けると子どもたちが集まってきます。
ゲストに指名された2人はステージにあがり、お客さんは2人をよく見比べて同じところを見つけます。
「上履きが同じ!」 「髪の毛を結んでいるのが同じ!」 「Tシャツの色が同じ!」など楽しみながらたくさんの同じを見つけていました。





 

「数」と聞くと、足し算や引き算を思い浮かべる方も多いと思います。保育園では、その基礎となる「数的体験」があそびを通して経験できるよう計画しています。
今回は発見ショーをしながら「比較」という思考操作をしました。比較するには、注目し特徴を見い出すこと。全体だけでなく細部まで見ることが必要になります。

幼児期の子どもたちは、見て・触って・音を聞いてという感覚器官を通した具体的な行為によって、物事を認識していきます。違いや共通点・多い少ない・高い低い・長い短い・重い軽い・様々な形など、遊びながら経験を重ねていけるように働きかけています。